活動実績

2011.03

2011年3月 60周年スタート例会

2011年3月10日

【会長挨拶 追原篤男L】
東京ライオンズクラブ60周年スタート例会にようこそ。
東京LCは1952年、フィリピンのマニラLC様のスポンサーで、日本で最初のLCとして設立され、以来59年間 We Serve(我々は奉仕する)をモットーに様々な奉仕活動をしてまいりました。
私どもが直接スポンサーしたクラブは、横浜LCを筆頭に19クラブですが、そこから子クラブ、孫クラブ、と全国に網の目のように広がり、現在のクラブ数は 約3300クラブ、会員数は11万にまで発展いたしました。今月から60周年目に入りましたので、本日は60周年スタート例会として、ライオンズクラブを良く御理解いただきたく、会員の皆様とご関係の深い入会候補の方々にご参加いただきました。
記念例会なのでフィリピン大使館からは、観光省日本支局代表バレンチノ氏をはじめ4名のご来会を頂き、国歌演奏を致しました。

【メンバースピーチ 歌田勝弘L】
「最近思うこと」
元 味の素社長・経団連副会長
昨年10月名古屋で、生物多様性国際会議が開催された。
40億年位前に地球上に生物の原始体が出現し、進化、絶滅など変化しながら、今日の姿になった。現在の色々な事象は歴史的産物であって、我々は子孫の為にも変化、イノベーションをする責任がある。
①冷戦解消後はアメリカ的自由主義と資本主義一本であったが、最近は社会主義市場経済の中国や、中進国が台頭して来て多極化した。
②現在の中東、アフリカの政変は主役不在で、ネットを駆使する多くの市民の蜂起で、従来と全く違う。
③世界の金融体制は実体経済に比べ金融流通資本が過大になり過ぎ、エネルギー、農作物まで投機の材料となり、一部の人達だけが大金持になり、大多数の人が大被害を受けている。見直しが必要ではないか。
④日本の政治について国民の不信感が強い。総理大臣が1年以下で交代しては会社なら保てない。ローマ人の物語の著者塩野七生さんは《亡国の悲劇とは人材が欠乏するからではなく、人材を使いこなすメカニズムが機能しなくなるから起きる》と書いている。私は一例とし参議院制度、小選挙区制、首相の選出方法などを再検討し、明確な将来ビジョンを出すことが必要だと思う。
これからの日本は少子高齢化、生産人口の減少、少資源は必至であり、そして自信を失っている。
私は高い文化や価値観を持った日本人の質の良さや、安全・安心な物づくりの評価など、日本の特質を大事にしながら、1945年の焦土から日本が立ち直ったように、この危機をチャンスにしなければならないと思う。特にこれからは知的創造力を育て、科学技術や、ソフト、サービス分野で世界に飛躍してほしい。
どうか皆様の若い力で奮起して戴き、日本が孫・子の代まで栄えますようお願い致します。

ピアノ演奏 相川陽子さん
春によせて
≪メンデルスゾーン:春の歌  グリーグ:春に寄す シンディング:春のささやき≫
幹事報告 加藤光晴L   
* 新焼岳災害・ニュージーランド地震支援に3万円の拠出を決定(3330-A合同)

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