活動実績

2017.05

リッチランドの壺(1)

2017年4月22日青森LC60周年記念式典において
日本のライオンズクラブの伝説的なアクティビティの一つともいうべき「リッチランドの壺」(下記参照)の現物およびその当事者である青森LC 市川Lと記念撮影。
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(出典:ライオンズ誌デジタル版 
http://www.thelion-mag.jp/modules/tinyd1/index.php?id=29/)

■視力?リッチランドの壺

 1956 年、青森市のバプテスト教会にハルバーソン氏というアメリカ人牧師がいました。ハルバーソン牧師は信徒である市川仁也青年が失明の危機にあることを知って手術費用5万円の調達に悩み、故郷リッチランドの母に援助の手立てを打診しました。母の姻戚がリッチランド・ライオンズクラブの会員だったことから、クラブではすぐに献金を集めて東京ライオンズクラブに150ドルを送りました。

 東京ライオンズクラブではその150ドルを基金として積み立て、手術費用はクラブで負担。青年は無事に視力を回復することが出来ました。これを機に東京ライオンズクラブは青森でのクラブ結成を呼び掛け、1956年 12月に東北初の青森ライオンズクラブが結成されました。リッチランドから届いた基金は「リッチランドの壺」と名付けられた壺に入れられ、東京ライオンズクラブの会員たちは例会ごとに拠金を入れました。

 この「リッチランドの壺」は1983年に青森ライオンズクラブとリッチランド・ライオンズクラブが姉妹提携を結んだのを記念して、東京ライオンズクラブから青森ライオンズクラブへ贈られました。また、海を越えたライオンズの連携によって視力を取り戻した市川青年は、大手運送会社に勤務した後、国際運送コンサルタント事務所所長になりました。

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